NASCARの裏側

ジェフ・ゴードン

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ジェフ・ゴードン。

彼との出会いは、遥か昔、最初のアメリカ旅行のときだった。

もちろん、僕ごときが本当に「出会える」訳もないんだが、それでも敢えて「出会い」とさせて頂く。

当時から彼は「英雄」だった。あれは1996年くらいだっただろうか。

年齢が近かったこともある。
車が好きだったこともある。
無論、レース技術も当時から天才的と謳われていた。
そして、実際、彼は早かった。

だけど、何より、当時の彼は「Ray-Ban」サングラスのメインキャラクターだったことが、勝手な話ではあるのだが、妙に共有できた部分だったのかもしれない。

現役最多優勝。
Mr.NASCAR。
様々な呼び名で呼ばれる今のジェフ。
しかしあがら、当時の彼はそこまでの実力があったのだろうか。

実のところ、一昨年まで、僕はジェフの存在すら忘れた毎日を送っていた。2000年の初めての手術から難病と認定され、6度の入退院を繰り返してきたのもあるが、会社を作り、ジタバタしながら(決して忙しくバタバタしてた訳ではない)過ごしてきた空白にも似た5年間。

あるとき、日本テレビ系列のスポーツチャンネルで見た興奮。
・・・そう、NASCARの中継だった。

大学当時少しばかりかじったアメリカンフットボールの影響もあるのか、アメリカ的スポーツに強い憧れが染み付いてしまっていた僕には、10年間のブランクを埋めるには十二分な放送だった。

「あれ?そいえば・・・」
思い出していた。昔「DuPont」のブルーを纏ったいた彼の車・・・。
そういえば、結構大きめのミニカーを買ったよな。
当時は確かデール・アーンハートのミニカーと一緒に2台買ったんだよなぁ・・・。
・・・フロリダだったよなぁ。

「ジェフ・ゴードン」っていたんだよ。
昔レイバンのサングラスのキャラクターしててさ、あまりにもカッコよく決まってたから、即買いしちゃったんだ。・・・同じサングラス。

そんな話を、当時の彼女でー今は僕がやってる会社の取締役に話していたら・・・

「出てるよ・・・24番」

そう、彼は、まだ走っていた。

スター性はあるし、カッコもよかった。
技術も、ルックスも、申し分なかった。

だけど、僕の勝手な先入観によれば、とっくに消えてるはずの過去の英雄に成り下がっていると思い込んでいた。

・・・そして
「現役最多優勝」
「Mr.NASCAR」

これ以上の賛辞はあるだろうか。

彼こそ、今やどのドライバーもが憧れ、誰もが目指す、正真正銘の「英雄」。
離婚を機にスランプに陥っていたようだが、昨年あたりからまたカムバックしてきた。

今年はもしかすると「現役最多優勝」の記録と「Mr.NASCAR」の記録とを・・・
また塗り替えるかもしれない。

NASCARを制するものはレース界を制す。

既に伝説になっている男。
そして遥か未来まで、伝説になることが約束された男。

LIVIN' LEGEND
ジェフ・ゴードン。

そんな彼をブランクがあったとはいえ、デビュー当時から知る僕は、幸せな者なのかもしれない・・・。

******今回のコラムニストは、東京都在住の福永さんでした。福永さんは、2000年より企業の経営戦略に関してトータル・プロデュースの企画提案・運営をする会社の社長です。今だ若干30代という、青年実業家です。******

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